2020年夏に発売される新しいカーディオシリーズの紹介を過去9回に分けて紹介してきました。
その1 概要
その2 コンソールとフレームの組み合わせ
その3 コンソール-タッチ/タッチXL
その4 コンソール-プレミアムLED
その5 コンソール – LED
その7 コネクテッドソリューション – アセットマネジメント
その8 コネクテッドソリューション – ワークアウト・トラッキング・ネットワーク
その9 コネクテッドソリューション – パーソナル・トレーナー・ポータル
ハードウェアの説明を連続でしたので、第10回からはフレームの説明をします。
今回はパフォーマンス・プラスのトレッドミルについてです。
スラットベルト搭載のMatrix最新最上位モデル
新製品開発にあたり、様々な施設を訪問して施設のオーナやオペレーター、スタッフやトレーナー、サービスエンジニア、エンドユーザーなど、幅広い方々からの貴重な意見を参考にしました。
頑丈なデザインとスマートなサービス性がなんといっても最大の特徴です。
高い耐久性で、高強度での使用や使用頻度が高い環境でも長期間耐えられます。
衝撃を吸収する、スラットベルトのプレミアムな走行感
テスト結果より、スラットベルトは通常のベルトよりも大幅に衝撃を吸収することがわかりました。プレミアム品質のランニングトラックで走っているのと同じような、特別な走行感をご体感いただけます。
メンテナンスコストと時間を削減
従来のスラットベルト式トレッドミルは、主要部品がスラットベルトの下に配置されていることが多くありました。汗や埃が侵入しやすく、またメンテナンス時にはサイドカバーやスラットベルトを取り外したりと、多くの時間とスペースが必要になる光景が見受けられました。Matrixのパフォーマンスプラス トレッドミルでは、主要パーツはマシン前方の特別に区切られたスペースに設置。これにより、汗やほこりなどの侵入を防ぎ、耐久性を向上。営業中の施設でも省スペースでメンテナンスを行うことができます。
定期的な掃除と最低限のメンテナンスで16万キロまで良好な状態を保つことができ、メンテナンスにかかる時間とコストも大幅に削減します。
また、部品を前方に集約することで、デッキの高さを約27cmと業界で一番低く設計することができて、安全性にも配慮。
コードマネージメント
前方の取り外しができるカバー内に、ケーブル類を収納できます。前方がすっきりし、施設の景観が良くなるだけでなく、コードが踏まれたり、擦り切れたりすることも防止します。
耐久性に優れたフレーム部品
マシン移動時やサーキットトレーニング中のダンベルによるものなどに、エンドキャップの破損、傷が頻繁に見られます。耐久性に優れた新しいアルミニウムエンドキャップを採用することで、破損や傷への耐久性が増しました。何年間もの間、トレッドミルをきれいに、新しく見える状態を保ちやすくなりました。
同じコンセプトで、フレームの一部あるサイドレールも改良。サイドレールは掃除時や納品時、サーキットトレーニング中のダンベルなどにより、とても傷つきやすい箇所でした。ダメージからサイドレールを守るために、他社にないサイドバンパーを取り付けて、フレームを保護します。
基本スペック
2.2Kwシンクロレスポンス ドライブシステムを採用した強力なモーターを搭載。
最高速度26km/h、傾斜は0~20%まで40段階で調節可能
横幅は従来同様にコンパクトに抑えながら、実質的な走行面は157 x 61cmと業界最大クラス
次回は
パフォーマンスシリーズのもう1つのトレッドミルについて紹介します。