キックボクシングジム「Sports24」

GM / NITOH 株式会社
代表取締役
宮園泰人

キックボクシングを取り入れた健康づくりのためのフィットネスクラブ

ただ強くなりたい、勝ちたいという思いだけでキックボクシングを始めました。興行としてのキックボクシングに興味をもつと、自分たち選手は競馬の馬でしかないのだと感じ、引退を決め、ビジネスの世界に飛び込んだのです。事業を行うなかで、健康寿命と生涯寿命の間が短いほど人生が豊かだということに気づきました。健康寿命を延ばすためには運動が必要ですが、運動する機会が減っています。自分自身の経験から、キックボクシングは全身運動ができてよいのではないかと考えました。さらにキックボクシングにこだわらず、フィットネスやヨガなども提供したいと、Sports24をオープンしました。
競技としてのキックボクシングではなく、運動として提供すると考えたときに、女性にもニーズがあると考えました。女性の方の多くは、人生のなかで本気で殴ったり蹴ったりという経験がないと思います。そこに興味をもって始めて、その感触にハマる方が多いようです。
マトリックスのマシンを選んだ理由は第一で費用対効果が高いこと、第二に女性に使いやすいこと。何社か見に行って使わせてもらうなかで、もっとも費用対効果が高いと思いました。クライムミルは、使いやすく効果が出やすいため、特に女性はハマる方が多いです。ボクシングではウォーミングアップに外を走ったり縄跳びをしたりすることが多いのですが、クライムミルは発汗作用もあり、効果が早いため皆さん続けやすいようです。短時間で消費カロリーが高いため、回転が速いことも経営的にいいですね。
レジャーとして、より多くの人にキックボクシングの面白さを知ってほしい思いもあります。平和になればなるほど格闘技は普及するといわれていますから、本能的な欲求として高いと思います。一方で、最終的な目標は、より多くの人が運動習慣をつけ健康になることです。そのための方法として、キックボクシングを選択しています。それ以外にもよいカリキュラムがあれば取り入れていきます。
大江 慎氏
代表取締役
武田幸三

ウエイトトレーニン グマシンを導入したりヨガのプログラ ムも展開

’20年12月にはFCとして八潮店をオープン。引退後、俳優をやりながらキックボクシングの大会などを開いていました。以前から、自分で格闘技に特化せず多くの人が健康になれるようなフィットネスクラブをつくりたいと思っていました。宮園さんが成功していると知っていたこと、私自身はビジネスについてあまり知識がなかったことから、FCとして運営することにしました。
高齢者だけでなく、若い会員さまでも左右の殴る・蹴るが言った通りにできないなど、自分の身体をうまくコントロールできない人が多くいます。自分が思い通りに身体を動かせないことを知るだけでも意味がありますし、考えながら身体を動かすことは脳への刺激があります。続けるうちにだんだん身体が動くようになることを実感できると思います。
私はキックボクシングの大会運営にも携わっているので、選手が引退後に食べていける仕組みをつくりたい想いもあります。フィットネスクラブを運営することで、雇用の創造にもつながります。地域に密着して、住民の健康づくりをサポートすると同時に、育った選手を応援してもらい、引退後はトレーナーとして働く流れをつくれたらよいと思っています。