ジムにあるマシンと家庭で使うマシンといろいろあって何が違うのだろう?
と不思議に感じたことがある方は多いと思います。
Matrixの業務用マシンと家庭用マシンの違いを連載で紹介していきます。
値段が違うのはもちろん、他にも違うところはたくさんあります。
第一弾としてドライブシステム(モーターの種類)について書きます。
FAQでも記載がある通り、業務用はACドライブシステム(交流モーター)、家庭用は一般的にDCドライブシステム(直流モーター)を採用しています。
”DCモーター
電源:直流モーターで直流の電源で動作。+(プラス)と-(マイナス)が一定。
回転速度:負荷が一定であれば電圧の上下で回転数が変わる。電圧と逆電力のバランスで回転速度が決まる。負荷の変動により速度が変動する。
トルク:負荷と増やすと回転速度は低下するがトルクが増える。起動トルクが高い。速度0rpm/minでも電流に比例したトルクを発生する。
ACモーター
電源:交流モーターで交流の電源で動作。一定時間毎に+(プラス)と-(マイナス)が入れ替わります。
回転速度:周波数に応じた一定の回転速度を保つ。モーター単体での速度を変更することが難しい。回転速度のムラが少ない。
トルク:ムラが少ない”
と、専門的な説明はこんな感じです。
これだけだと分かりづらいのでカスタマーサービスの社員に聞いて見ました。
それぞれに長所と短所はあるが簡単に言うと、
・DCモーターは速度制御が簡単で始動するときのトルクが大きいが、整流子という部分が摩擦により磨耗するので交換が必要となる
→メンテナンスが必要
・ACモーターは構造が簡単で安価で強く、整流子がない。始動電流が大きく始動トルクが小さく高度な制御が必要となるが、これは半導体技術(インバータなど)により改善できる。
→メンテナンスがほとんど不要
さて、Matrixの家庭用マシンはどうなっているのかというと
トレッドミルを例として見てみましょう(参照:スペック比較ページ)
T70が3.0HPのACドライブシステム、TF30が3.25HPのDCドライブシステムを採用。
HP(馬力)だけで見るとTF30のほうが力ありそうですが、
実際には3.0HのACドライブシステムのほうが持続的に安定した出力を持っています。
車のエンジンと同じでモーターが大きいほうが安定し、音が静かです。
トレッドミルの上で同じ速度で走っていてもモーターの大きさによって安定感も変わります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。マシンは見た目が似てても中身が違うんですね。
Matrix家庭用のマシンはご自宅で本格的なトレーニングができるよう、業務用並みに設計されています。
お手軽にジムクオリティの運動をしたい方におすすめです。
業務用マシンと家庭用マシンの違いはまだまだあります。
次の投稿お楽しみに。