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【EGYM】科学的根拠に基づく免疫力向上トレーニングプログラムのご紹介

2025.1.10

EGYMの「免疫向上トレーニングプログラム(Immunity Boost Training Program)」は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミック期に開発された免疫力強化のためのトレーニングシステムです。運動強度と進行状況を最適にコントロールすることで、効果的な免疫力向上を実現します。

※ドイツ発AIフィットネスマシン「EGYM」についてはこちらをご確認ください。

Immunity Boost: EGYM Training Program

筋肉を免疫力向上の源へ

トレーニングをすると、筋肉から「マイオカイン」という特殊な伝達物質が作られます。このマイオカインには体を病気から守る働きがあり、いわば免疫システムの「充電器」のような役割を果たしています。EGYMの免疫向上プログラムは、このマイオカインがしっかりと分泌されるよう、運動強度と進行度合いを独自に設計しています。また、過度な負担をかけないトレーニング方法により、体のストレスを抑え、感染症のリスクを軽減することができます。このプログラムで継続的にトレーニングすることで、筋肉を「免疫力を高める重要な器官」として活性化できます。

免疫システムは鍛えることができる

免疫システムは、私たちの体を感染症から守る防御機能を持ち、細菌と戦いながら健康維持に重要な役割を果たしています。この免疫系が強ければ、感染症にかかるリスクが低下し、たとえ病気になっても症状が重症化しにくくなります。そのため、健康的な生活を送るためには、免疫システムの機能を高く保つことが欠かせません。

免疫力を高める方法として、栄養摂取と並んで運動が特に重要だと言われています(Nieman 2020)。中でも注目すべきなのが、リンパ系への効果です。リンパ系は、感染症と戦う白血球を含むリンパ液を体内に循環させる役割を担っています。運動によって筋肉を動かすことで、リンパ液の流れがポンプのように促進されます(Havas et al. 2002)。

また、筋力トレーニングには特別な効果があります。トレーニング中、筋肉からマイオカインという物質が放出されます。このマイオカインは、免疫システムの防御・回復機能を持つホルモンのような働きをします(Nieman and Wentz 2019)。トレーニングの強度が上がるほどマイオカインの分泌量も増え、適度な強度の筋力トレーニングを続けることで筋肉量も増加します。その結果、より多くのマイオカインが放出される好循環が生まれるのです。

ただし、注意点もあります。運動直後は一時的に免疫機能が低下する「オープンウィンドウ効果」が起こることがあります。この効果は運動強度が高いほど顕著になりますが、軽めの有酸素運動でクールダウンすることで、その影響を抑えることができます(Hooren and Peake 2018)。加齢や不健康な生活習慣は免疫システムに悪影響を及ぼすため、適切な運動を取り入れることで、ウイルスに対する免疫力を高めていく必要があります。

原典: https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S2095254620300600 (Nieman 2020)

EGYMの免疫力向上プログラムの特徴

EGYMの免疫向上プログラムは、運動強度と進行度合いを最適にバランス制御することで、防御効果のあるマイオカインの分泌を促進しながら、免疫システムの一時的な低下(オープンウィンドウ効果)を防ぎます。

各トレーニングは、ウォームアップから始まり、筋力トレーニング、そしてクールダウンへと続きます。ウォームアップでは、リンパの流れを促進し、心肺機能を向上させるストレッチを行うことで、免疫システムを活性化させ、本格的なトレーニングへの準備を整えます。続く筋力トレーニングでは、筋肉に過度な負担をかけることなく、マイオカインの分泌を最大限に引き出せるよう設計されています。最後のクールダウンでは、軽い有酸素運動を行うことで、筋肉の回復を促進し、免疫機能の一時的な低下を防ぎます。

最適な筋力トレーニングを実現するEGYMの特長

このプログラムの核となるのは、効果的な筋力トレーニングです。EGYMは「再現性が高く、予測可能な結果を生み出す安全な標準化トレーニング」という原則に基づき、スマートストレングスマシンを通じて最適なトレーニングを提供します。

科学的な強度コントロール

一般的なトレーニングでは、過度な負荷により免疫力が低下するリスクがあります。特に「限界まで追い込む」ようなブートキャンプ式トレーニングは、免疫機能に悪影響を及ぼす可能性があります。

EGYMでは、6日ごとの等速性筋力テストに基づいて、トレーニング重量を自動で調整します。これにより、免疫力を維持しながら、効果的なマイオカインの分泌と筋力向上を実現します。また、セット中に適切な休息を組み込むことで、筋肉に「呼吸」をさせ、疲労感を軽減します。この精密な制御により、高いマイオカイン分泌と低い疲労感を両立できます。

すべての人に最適な標準化プログラム

トレーニング中は「EGYMカーブ」と呼ばれるリアルタイムフィードバックシステムにより、動作を最適にコントロール。これにより、年齢や体力に関係なく、誰でも効果的にトレーニングを行えます。特に50歳以上の方に高い効果を発揮し、従来の紙やアプリベースの指導と比べて、より高いトレーニング達成率を実現します。

効果を最大化する12週間プログラム

EGYMの免疫向上プログラムは、12週間のトレーニングを週2回の頻度で実施する設計になっています。プログラムは3週間ごとの4つのフェーズで構成され、各フェーズで運動強度を最適に調整することで、トレーニング効果と達成率を最大限に引き出します。

免疫向上トレーニングのフェーズ

EGYMに関するお問い合わせはこちら


参照記事

The Journal of Physiology: Lymph flow dynamics in exercising human skeletal muscle as detected by scintography

Sports Medicine: A Narrative Review of the Psychophysiological Effects and the Effects on Performance, Injuries and the Long-Term Adaptive Response

Journal of Sport and Health Science: The compelling link between physical activity and the body’s defense system

Physiotherapy: Does Intercostal Stretch Alter Breathing Pattern and Respiratory Muscle Activity in Conscious Adults?

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