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EGYM情報

【EGYM】免疫向上トレーニングプログラムのご紹介【発売直前紹介シリーズ①】

2022.10.31

EGYMの免疫向上トレーニングプログラム (Immunity Boost Training Program) は、COVID-19の危機に応える形で、免疫システムを強化するために開発されました。強度と進行をコントロールしたエクササイズによって、免疫力を高める事が可能です。

*ドイツ発AIフィットネスマシン「EGYM」についてはこちらをご確認ください。

Immunity Boost: EGYM Training Program

筋肉を免疫向上器へ作り変える

トレーニング中、筋肉は「マイオカイン」と呼ばれる伝達物質を生成します。マイオカインは病気から体を守り、免疫システムにとっての「充電器」のような役割を果たしており、EGYMの免疫向上プログラムは、マイオカインが分泌されるように独自の強度と進行度合いで調整されています。さらに、体をストレス状態に陥らせないようにすることで、感染症のリスクの抑制が可能です。上記のように免疫向上プログラムによりトレーニングする事で筋肉を優れた防御器官とする事ができます。

免疫システムは鍛えることができる

免疫システムは、感染症に対する身体の防御機能で、細菌を攻撃し、私たちの健康維持に役立っています。強い免疫系は感染症のリスクを減らし、体が病気と闘うのを助けるので、病気の経過が重くなりにくくなります。健康的なライフスタイルを実現するには、免疫システムの機能向上は必要不可欠です。運動は、栄養と並んで、免疫力を高めるための最も重要な手段の一つと言われ (Nieman 2020) 特に免疫力にとって重要なのは、リンパ系です。リンパ系の主な機能は、感染と戦う白血球を含む液体であるリンパを体中に運ぶことです。筋肉を伸ばしたり縮めたりすることで、リンパのポンプのような働きをし、リンパの流れを良くします(Havas et al. 2002)。

筋力トレーニングは、免疫システムの防御・回復機能を持つホルモンのような伝達物質であるマイオカインを放出します(Nieman and Wentz 2019)。トレーニングの強度が高いほど、マイオカインが多く分泌され、適切な量の刺激による筋力トレーニングは、筋肉量も増加します。筋肉が増えるほどより多くのマイオカインが放出されるのです。

しかし、エクササイズはトレーニング直後に免疫機能が低下するいわゆるオープンウィンドウ効果を引き起こす可能性もあります。トレーニングの強度が高ければ高いほど、オープンウィンドウ効果も大きくなりますが、軽い有酸素運動を含むクールダウンは、この効果を抑え、再生を促進させるのに役立ちます (Hooren and Peake 2018)。高齢になったりライフスタイルが良くないと免疫システムに悪い影響が現れますので、正しい量のエクササイズによって、ウィルスに対する免疫を向上させる必要があります。

原典: https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S2095254620300600 (Nieman 2020)

EGYMが作った免疫向上のためのレシピ

EGYMの免疫向上プログラムはトレーニングの強度と進行度合いのバランスを取ることで、防御マイオカインをなるべく多く放出し、免疫システムを弱らせないように (オープンウィンドウ効果を引き起こさないように) します。

各トレーニングには、ウォームアップ、筋力強化、軽い有酸素運動のクールダウンが含まれています。ウォームアップでは、リンパの流れを良くし、心肺機能を向上させるストレッチを行い、免疫システムを活性化させ、続く筋力トレーニングに備えます。筋力トレーニングは、筋肉に負担をかけずにできるだけ多くのマイオカインが放出されるように設計されています。有酸素運動のクールダウンは、筋肉の再生を促進しオープンウィンドウ効果を軽減します。

最適な筋力トレーニング 

筋力強化がこのプログラムの主要部分となっています。これは、「再現・予測可能な結果につながる効果的で安全な標準化したトレーニングを提供する」というEGYMの原則に従っています。最高の結果は、EGYMスマートストレングスの機器を使用してトレーニングを行うことで得られます。

EGYM のトレーニング強度コントロール

トレーニングの際には、常に過度な負荷がかかる恐れがあり、それにより免疫力が低下する時間が長くなる危険性があります。特に、あなたを限界まで追い込む「ブートキャンプスタイル」のトレーニングプログラムは危険になることがあります。EGYMは、6日トレーニングするごとに行われる等速性の筋力テストに基づき、トレーニング重量を自動的に設定します。これにより、免疫力を低下させることなく、マイオカイン放出を促進し、筋肉を成長させます。これは、EGYMのツールなしではほとんど達成することができません。さらに、数回繰り返した後にセット内で短い休止時間を設けることで、筋肉を「呼吸」させ、感じる疲労を軽減させるというトレーニング原則もEGYMにはあります。EGYMスマートストレングストレーニングは、高いマイオカイン放出と体感疲労の低下を同時に実現します。

EGYMの標準化したプログラム

ワークアウトは完全に標準化されており、実行時にはEGYMカーブと呼ばれるライブフィードバックを通してコントロールされています。そのおかげで、どんな種類のユーザーグループであっても容易にプログラムをこなすことができます。このシステムのおかげで、あらゆるレップ、セットが確実に上記のトレーニングの原則に従うことができ、特に、50歳以上のユーザーにとっては効果的です。この独自のプログラムにより、トレーナーが紙やアプリで与える従来型の指示よりもメンバーのトレーニング達成率を向上させる事ができます。

独自のプログラム設計

筋力トレーニングは合計12週間、週に2回の頻度で設計されています。このプログラムは3週間続く4つの主要フェーズからなり、そのプログラムの効率と達成率を最大化するような強度で進行するようになっています。

免疫向上トレーニングのフェーズ

参照記事

The Journal of Physiology: Lymph flow dynamics in exercising human skeletal muscle as detected by scintography

Sports Medicine: A Narrative Review of the Psychophysiological Effects and the Effects on Performance, Injuries and the Long-Term Adaptive Response

Journal of Sport and Health Science: The compelling link between physical activity and the body’s defense system

Physiotherapy: Does Intercostal Stretch Alter Breathing Pattern and Respiratory Muscle Activity in Conscious Adults?

Journal of Sport and Health Science: A tocsin to our aging, unfit, corpulent, and immunodeficient society