2026年、秋田県横手市に誕生した「IRISOアリーナ横手」。
老朽化した横手体育館の建て替えとして計画された本施設は、市民や競技団体、中学生・高校生など、多くの方々の意見を取り入れながら約10年の歳月をかけて完成しました。
全国大会にも対応できるアリーナ機能に加え、市民の健康づくりを支えるコンディショニングルームも新たに整備。
今回は、施設整備の背景やコンセプト、そして地域に期待する役割について横手市教育委員会 教育総務部 スポーツ振興課の川越さんにお話を伺いました。
― 公共スポーツ施設として新体育館を整備した背景について教えてください。
以前の横手体育館は老朽化が進み、建て替えが必要な時期を迎えようとしていました。
そこで単なる建て替えではなく、「これからの横手市に必要な体育館とは何か」という視点から計画をスタートしました。
基本構想や基本計画の策定にあたっては、市民やスポーツ団体だけでなく、中学生・高校生へのアンケートも実施。
「大会が開催できる施設がほしい。」
「誰でも利用しやすい体育館にしてほしい。」
そうした多くの声を反映しながら、現在のIRISOアリーナ横手が完成しました。
― 館内は一般的な体育館とは少し違い、木の温もりを感じる空間ですね。

ありがとうございます。
体育館というと、どうしても無機質で少し堅い印象を持たれる方も多いと思います。
そこで当施設では、エントランスホールに木目を基調としたデザインやフェイクグリーンを取り入れ、利用者の皆さんが少しでもリラックスできる空間づくりを意識しました。
また、横手市ならではの特色を感じていただけるよう、館内にはスポーツに関連するマンガの名セリフも展示しています。
横手市には「横手市増田まんが美術館」があり、「マンガ」を地域の文化の一つとして発信しています。その魅力をスポーツ施設にも取り入れることで、スポーツだけでなく、横手らしさも感じていただける施設を目指しました。


― 今回、新たに公共施設にコンディショニングルームを新設されたそうですね。
はい。以前の体育館には本格的なトレーニングルームはありませんでした。
整備のきっかけの一つになったのが、市民の皆様から寄せられた要望です。
さらに、以前、全日本男子バレーボールチームの合宿を受け入れた際、「トレーニング設備もあれば、さらに良い環境を提供できた」という経験もありました。
そこで今回は、中学生から一般の方まで幅広い世代が利用できるコンディショニングルームを新設しました。
スポーツ競技者だけではなく、健康づくりや体力維持を目的とした市民の皆様にも気軽に利用していただきたいと考えています。




― 公共施設のトレーニング設備を選定するうえで、どのような点を重視されたのでしょうか。
公共施設ということもあり、初心者から競技者まで、幅広い方が安心して利用できることを第一に考えました。
また、不特定多数の方が毎日利用する施設だからこそ、耐久性や品質に優れ、長く安心して使い続けられる設備であることも重要な選定基準でした。
長く市民の皆さんに利用していただく施設だからこそ、安心して使い続けられる設備であることを大切にしています。
そのうえで、各部位をバランスよく鍛えられるストレングスマシンを中心に構成し、高校生の部活動から一般利用まで、幅広いニーズに対応できる設備を整えています。
一方で、有酸素マシンについては必要以上に増やすのではなく、地域の民間フィットネスクラブとの役割分担も考慮しました。
公共施設だからこそ民間施設と競争するのではなく、それぞれの役割を活かしながら、市民の皆さんが継続して運動に取り組める環境づくりを進め、地域全体のスポーツ環境を充実させていきたいと考えています。





― 最新設備も導入されていますね。
はい。
当施設では、バスケットボールやバレーボールの試合を自動で撮影・配信できるAIカメラを5台導入しています。
これにより、IRISOアリーナ横手では全国で唯一、4試合同時撮影が可能となり、会場へ来られない方でも専用配信サイトで試合を観戦することができます。
また、映像はチームの振り返りや分析にも活用できるほか、保護者の撮影負担軽減にもつながっています。
大会を開催するだけではなく、その後の競技力向上にも役立てられる設備になっています。




― 今後、この施設にどのような役割を期待されていますか。
横手市は全国有数の豪雪地帯です。
冬は屋外で運動する機会が少なくなるため、館内にはランニングコースも整備しました。
子どもから高齢者まで、一年を通して気軽に身体を動かせる場所になってほしいと思っています。
大会会場としてだけではなく、市民一人ひとりの健康づくりを支える施設として、多くの方に利用していただければ嬉しいですね。




地域の未来を支えるスポーツ施設へ
IRISOアリーナ横手は、市民の声をもとに整備され、競技スポーツから健康づくり、生涯スポーツまで、幅広い世代が利用できる地域の新たなスポーツ拠点として誕生しました。
公共施設には、安全性や耐久性はもちろん、誰もが安心して利用できる環境づくりが求められます。
ジョンソンヘルステックジャパンでは、公共スポーツ施設、総合体育館、学校、医療施設、ホテル、フィットネスクラブなど、それぞれの施設規模や利用目的に合わせたフィットネスマシン・トレーニングルームの導入提案を行っています。
公共施設へのトレーニングマシン導入をご検討の際は、お気軽にご相談ください。
担当営業:営業4部 近藤 蒼馬



